(労災保険給付と民事損害賠償) やはり損保の使用者賠償責任保険は必要です

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2017年05月18日

労災事故に備えて損保の使用者賠償責任保険は必要です

 

ある労働事件専門の弁護士からお聞きした話です。

 

死亡や重度の後遺障害が残る労災事故では、労災保険から給付されるが、それとは別に遺族等が会社に対して損害賠償訴訟を起こす可能性が高い。

 

労災保険からは慰謝料、逸失利益は支給されない。だから会社に損害賠償訴訟を起こす。

 

重度後遺障が残ったある裁判例では、労災の支給額が1,140万円、裁判での損害認容額が2億6千9百万円だった。実に23.6倍。(これに被害従業員側の過失相殺、既払い労災支給額を控除し、弁護士費用を加えて)最終的に損害額は1億8千989万円と認定された。過労死のイラスト

 

これでは保険の手当をしていなれば中小企業は倒産しかねない。

損保の使用者賠償責任保険に加入することを考えるべきです。

 

損害保険会社の使用者賠償責任保険の例はこちらをご覧ください。